中小企業診断士試験1次試験対策、私の勉強法②

中小企業診断士

暗記の方法

1次試験は、正誤を問われるマークシートの問題になります。7科目ありますので知識の範囲は膨大になります。暗記の方法について説明します。

私が行った効率的に覚える方法は、まず大枠を抑えるということでした。

テキストをはじめてみた際は、頭の中に知識を収める「引き出し」のようなものができていません。

この状況は、項目や単語の間の、関係性や類似性がわからないまま覚えることになりますので、関連づけて覚えにくく、時間が経ってから想起がしにくい状況になります。

よって、まず「幹」となる項目同士の関連を押さえていきます。

具体的には、テキストの中の見出しだったり、大きなテーマ・項目と言われるもの同士の、大小関係や因果関係を押さえていきます。

初回はテキストを、大項目を意識しつつ全体を精読します。そして、テーマや大項目をピックアップしていきます。

自分で、抜き出した大項目同士を線で結んで図にすると、その関連をイメージで頭に入れることができます。

例えば、企業経営論では、「企業戦略」というテーマと「競争戦略」というテーマの関係性や大小関係を図などを活用し見える化していきます。

ロジックツリーのようなものを活用しても良いかもしれません。

ポイントはこの段階では、テーマ内の細かい知識は考慮しません。そこにとらわれすぎると、「木を見て森を見ず」の状況になるからです。

壁塗りのイメージで重ねて暗記する

この段階は「大枠」を押さえ、知識の「幹」がある程度できた段階になります。

ここからは、その体系図に詳細な知識をつけていきます。

覚える際のイメージですが、ここから複数回、テキストを見るのですが、これは詳細に読むのではなく、まずテキスト内の太文字だったり、講師にマーカーを引くように指示されて重要と呼ばれる箇所だけを、ざっと、目に入れていきます。

太文字だけ目で拾っていくかたちになるので、時間も全て精読するより時間はかからないと思います。

ポイントは、ここでも細かい知識にはまだ手をつけません。あくまで大枠を掴んでいきます。

頭の中にできたテーマ・大項目の「幹」に、テーマのもう一段下にある重要と言われる項目「果実」をつけていくイメージです。

このテキストを読み流す工程を複数回数やります。目標は、テキストを見なくても、なんとなく想起できるまでになります。

それができると、頭の中に優先順位の高い順に内容がセットされることになります。

その後、改め精読をします。そうすると、今までと違い全体感を先に把握しているので、読み進めやすくなっています。

その際に、今まであまり意識していなかった細かい知識が気になると思いますので、そこを前述の重要な項目のマークでまだ使用していない色でマーキングしておきます。

その後は、上記でマークした部分を中心に見ながら、複数回数、読み流します。

これらを行うことで、重要度が見える化することができ知識のグラデーションができることになります。

壁を塗る際は、一回で塗ることはなく、まず大きく塗ってから、複数回、重ねて、徐々に細かい部分を塗り潰していくかたちと似ています。

並行してアウトプットとして問題集をして想起する機会を作るとさらに暗記を加速できると思います。

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